ワタクシは新しいカメラを手にすると、すぐに後楽園で撮りたくなります。ヤッパ岡山っ子としては当然の反応だと思います。で、早速撮りに行ったのですが、ムスメと母親が一緒なので、ムスメに母親の世話を押し付けて、ぱぱっと撮ってきました。
今のところFUJIFILMのカメラではX-Pro3のみに搭載されているフィルムシミュレーションのクラシックネガで撮りました。ホントステキすぎる色だわぁ…。。
ホワイトバランスは日陰で、EV−0.7ぐらいで撮りました。色のりもこってりし過ぎず、ちょっとした京都の観光パンフレットみたいな写りを出してくれます。
このフィルムシミュレーションは日本の風景こそ似合うと思います。そして、ワタクシ世代のオッサンにこそ使ってもらいたいですね…だって…撮り続けているとなぜか懐かしい気分になり、なんでもない被写体が、ワタクシに撮れるとまるでそこにいることに意味があり、その一瞬を切り撮ることに無情の喜びを与えてくれます。
ちょっと自分でも何言っているかワケ分かりませんが、とにかくこの色と写りが手に入るなら、X-Pro3は買って後悔のないカメラだと思います。
X-Pro3は、Hidden LSD カメラ…と言うらしいですね。つまり背面にあるモニターが裏返っていて、シャッターを押してもすぐには撮った写真を確認できません。見ようと思えば、裏蓋をひっくり返す必要があります。ワタクシ的には面倒なので、いちいち裏返して確認などせずに、パシャパシャと撮り続けいています。
明らかに今までワタクシが撮っていたスタイルとは違う感覚で撮っていけます。そこには当然戸惑いもありますが、新鮮な喜びもあります。特に今日みたいに家族と来ている時は、自分ヨガリに時間をかけて撮れません。しかしいちいち撮った写真を確認せずにサクサクと撮り続けていけば、テンポよくファインダーからあまり目を離さずに撮っていけます。実際40分あまりの時間に100枚ほど撮っていました。
写った写真の状態は完全に帰ってのお楽しみにしていました。早速帰って現像すると…約40%ほど捨てる画でした。しかし残りの半分以上は「コレなかなか良いじゃん」と言う画もあり、ワタクシ的には大満足でした。
コレがフィルムでしたら…ちょっとゾッとしますが、デジタルなので、何枚撮ろうがタダです。大事なことなのでもう一回言います…何回撮って失敗しようがタダです。
写真の腕を上げるには、考えて「質」を上げて撮るよりも、良いな…と思うモノを片っ端から撮る「量」の方が良いと言います。ホント言い得て妙だと思いました。
X-Pro3で撮りまくってどれだけワタクシの腕前が上がるのかは分かりませんが、コレだけは言えます。「X-Pro3、メチャメチャ面白いカメラやわぁ〜」唯一無二のカメラ…よく言ったモノです。コレほど所有欲を満たしてくれる道具は中々お目にかかれないと思います。
今回の機材 FUJIFILM X-Pro3 + XF35mmF2 R WR
