
はい、またしれっとレンズを買いました。今度はFUJIFILMの銘玉中の銘玉と名高いXF35mmF1.4です。かなり前からありますが、一体どの様な写りをするのか、とても楽しみにしていました。

既にこのレンズは、かなりのブロガーの方から色々な感想が上がっています。例えば、開放はフワッとしているが、絞るに従って解像度が増していく…とか、開放からキリッとした描写で、とても解像度が高い…とか、AFが煩くて遅いけど写りはサイコー…とか、フードをつけた時のキャップが外れやすい…とか…。

まぁこのレンズを使った人の数だけ感想があると思いますが、気になるのは開放時に薄いピント面の写りが、フワッと緩いと感じる人と、キリッと描写していると感じている人と、真逆の人がいることです。

最近のフルサイズでF1.4の大口径レンズでも、割と開放で撮ってもピントは合いやすく、それこそ開放からピリッとしたピント部分を写し出す様になっていますが、XF35mmF1.4はかなり前のレンズなので、そこまで開放からピリッとしているかなぁ…というのが、使う前の感想でした。

で、実際にワタクシが開放で使ってみて思ったのが…やっぱり開放時はフワフワな写りで、ピリッとしていねぇよ…という事です。もちろん、人の感じ方はそれぞれなので、正解はその人ごとで良いと思いますし、ワタクシの腕前がアレの可能性も高いので、あまりみんなは鵜呑みにしないでくれ。。

しかし、2段絞ってF2.8ぐらいにすると、カリッとした描写になっています。ピリッだのカリッだの梅干しじゃあるまいし、そんなことはどうでもよか…撮っていて楽しいかどうかが大事ばい…と言えば、とても楽しいレンズです。

だって絞るに従って、描写が変わっていくのってオールドレンズっぽくて楽しいじゃないですか。ついつい色々なF値で同じ被写体を撮ってしまいます。
あとAFですが、X-Pro3に付けると十分に早いです。音もPENTAXの銘玉FA三姉妹レンズに比べれば、土佐犬とチワワの吠え声ぐらい違います…え?余計わからないって?…サーセン。。

まぁ音はたいして煩く感じないし、AFも早いですが、精度の方はちょっと気になります。やはり合掌しても思っているところにピンが来ていないことが多いので、ピント拡大をして、MFで最終的に調整するのが良いでしょう。
付属の角形フードはカッコイイですね。こいつをレンズに付けると、それだけでビールが美味しく飲めるカッコ良さになります…飲まんけど。。

しかしカッコイイけど、レンズフードを付けるとレンズキャップが付けれないので、付属のレンズフードに被せるキャップを使う様になりますが、こいつが使えないヤツなんです。
見た目はカッコイイが、ちょっとの衝撃で外れるのです。まるで、見た目は強面だが、喧嘩が弱くすぐに泣いてしまう「熱笑 花沢高校」の初期の力 勝夫みたいですね…え?知らないって?…サーセン。。

今まで、散々このレンズキャップが使えないヤツと言われてきているのですが、いい加減FUJIFILMも改良をすれば良いのに…と思います。
しかし、それらのマイナスの事をサシ引いても、XF35mmF1.4の写りが素晴らしいのは、揺るぎがないですね。

ワタクシは以前、XF35mmF2を愛用していました。もちろん写りも満足していましたが、何だか写りは確かに良いんだよ…でもね…面白味がないんだよ…と言う、バブルの頃のジゴロみたいな感想で別れてしまいました。

しかしXF35mmF1.4は、F値のコントロールで思った以上に写し出す画に違いが出るので、マニュアル露出で撮る人には、堪らない楽しさがあると思います。
これで当面は、X-Pro3の付けっぱなしレンズは、XF35mmF1.4に決定しました。またとりあえず、X-Pro3のレンズ欲しい病は、これで治る…と良いのですが。。
今回の機材 FUJIFILM X-Pro3 + XF35mmF1.4 R
