
ほんの一週間前にNikon Df + Ai-S Nikkor135mmF2 で満開の薔薇を撮ったのに、たった一週間の間に薔薇の半分以上が枯れていました。植物の命って儚ですね…。

そんな枯れた薔薇の中から素敵な薔薇を見つけ出し、枯れた薔薇をボカして見せないようにする為には、大口径のレンズが必要です。

という訳で、Voigtlander NOKTON50mmF1.1 VM(NOKTON50)の出番です。F1.1の極薄のピントでもLeica SLの最高に見えやすいEVFでピントはビシッと合います。

まるで絵画のように背景をボカすのはさすがはF1.1の大口径です。背景は跡形もなく玉ボケになってくれます。

まぁNOKTON50は開放で撮ってナンボのレンズなので、問答無用で開放のみで撮っていきました。でもね…ハッキリ言って、このレンズをワタクシ如きの腕前でLeica M10-Rのレンジファインダーで開放で撮るのは至難の業です。

しかし、SLで撮ると見えやすくて操作がしやすいピント拡大機能で、老眼のワタクシでもビシバシピントが合います。

それに確かにSLはミラーレスカメラとしては重量級ですが、縦構図も撮りやすく、手振れ補正がついていないボディーでも、手振れがしにくいように持ちやすいグリップが付いています。

まぁワタクシ如き場末の美容室経営者には、ライカ謹製のLマウントレンズはお値段の都合上買えませんので、Leica M10-R用に買ったVoigtlander のレンズを付けて細々とMFで楽しむ他はないですけどね。

それに元々SLは、Mマウントレンズを一眼カメラにつけて楽しむために手に入れたので、今後もSIGMAやPanasonicのLマウントのAFのレンズも手に入れない予定です。

またAFレンズを楽しむのは、我が心の支柱のPENTAXだけのつもりです。なので、早くDFAのLimitedレンズかスターレンズを出してもらいたいですね。そもそもK-1 Mk2という立派なフルサイズ機があるのに、フルサイズをカバーしたレンズが…後略。。

と、何故かPENTAXへの愚痴になってしまいましたが、NOKTON50の開放でのボケ味はかなり個性的です。

先ほども書きましたが、薔薇などの色の濃いものをボケさせると油絵みたいなボケになります。このボケはかなりの好き嫌いの好みを分けるのではないでしょうか。

もちろんワタクシはこの様な個性的なボケは嫌いではないです。ちょっと絞ればもう少し自然なボケ感にもなりますし…。。

でもね…F1.1という極薄のピントを、SLのEVFでジワジワとピントを合わせるのがクセになるほどの面白さなのです。
つまり、とても楽しい撮影体験を味わえる訳なんですわ。

NOKTON50は、絞れば真っ当な写りをしてくれるレンズですが、しばらくワタクシ的には開放で撮って、飛び道具的な使い方を堪能していくつもりです。ホント楽しいレンズですが、手に入れる時はよく考えてからの方がいいレンズでもあります。
今回の機材 Leica SL + Voigtlander NOKTON50mmF1.1 VM

One Reply to “Leica SL + Voigtlander NOKTON50mmF1.1 VMで薔薇の最後を切り撮る”