
今は梅雨明けしましたが、実は梅雨の合間のちょっと晴れた瞬間に、早朝の自然公園に撮りに行きました。

ほんのちょっとの時間しか晴れ間がないだろうとの予測を立てたので、ここはやはりサクサク撮れるAFレンズのPENTAX FA77mm F1.8Limited(FA77)の出番となりました。

その選択はまさしく間違いではなく、撮っている最中よりも、帰ってマックで撮った写真を見て感じました…なんて湿度感の高い写りなんだ…と。。

フォトウォークを始めて5分程しかお日様は照っていませんでしたが、その間のこの時期特有の強い朝日は、雨上がりの木々や草花を美しく浮き上がらせます。

また、朝寝をしている猫ちゃんも見つけることができましたが、最初は死んでいるのかと思うくらい爆睡中でちょっとビビリました。

その後は、またどんよりと曇って、光をひらうことはできませんでしたが、しっとりと濡れたシダなどの葉っぱの生命力には、撮っていて引き込まれる思いがします。

今回はワタクシにしては珍しく、絞り気味に撮っていきましたが、FA77はむしろ絞った方がより湿度感を感じる官能的な写りをしてくれるみたいです。

まぁなんでもかんでも開放で撮れば良いものでもないですが、絞った時に、そのレンズの素性がよりはっきりと見えてきて、写真の幅を広げてくれる…と、いう訳ですね。

PENTAXにはFA77と近い焦点距離にDFA☆85mmF1.4(DFA85)という絶対王者のレンズがあります。もちろんワタクシも持っていましたが、FA77の方ばかり使ってしまうので、結局別のカメラやレンズの下取りに出してしまいました。

シャープな写りなのに素晴らしいボケ味のDFA85よりも、FA77を選んだ訳はその筐体の大きさの差もありますが、やはりFA77の収差が残った官能的な写りが好きだから…に他なりません。

調子に乗って開放ばかりで撮っていると、ボツ写真の山を作ってしまう時もあれば、今回みたいに絞って撮ると、思いの外に官能的な写りをしてくれる…そんなジャジャ馬的なレンズが、撮っていて楽しいのです。

まぁジャジャ馬的と感じるのは、ワタクシの腕の無さから来ることでもありますが、カメラや写真を趣味として捉えているので、撮って楽しい、(撮ったのを)見て楽しいのは、とても大事な要素なので、これからもFA77はワタクシの大事な相棒でいることでしょう。
それにしても…いつになったらPENTAXは、新しいDFAリミテッドレンズを出すのだろうか…。。
今回の機材 PENTAX K-1 Mk2 + smcFA77mmF1.8Limited