
だってFA43mmF1.9Limited(FA43)は、軽いし、F1.9で明るいレンズだし、AFもちゃんと効くし、見た目もカッコイイし…文句なんて一つもないですわ。

ええ…もちろん官能表現レンズと言われているので、フリンジなどの収差はありますが、いいんです…官能表現レンズなんだから!!
そんなちっちゃいことを言うのなら、smc版のFA43を叩き売って、HD版のFA43をゲットすればいいんです!ワタクシは、smc版で満足しているのです!!

と、羨望と妬みの叫び…ではなく、ホントにsmc版でワタクシは満足しているのですわ。
だってHD版を手に入れるのなら、HD DFA☆50mmF1.4を手に入れればいいし、FA43でクセのある写りを楽しむのが、ペンタキシアンの矜持だと勝手に思っています。

それに散歩や登山に持っていくには、その大きさや重さが全く負担にならないし、写りすぎない安心感…つまり、DFA☆50mmF1.4などの最新の光学レンズで雑草を撮ろうものなら、もうちょっと良いモノ撮れや…という自己嫌悪も感じなくていいのです。

もちろん写りに関しても、独特なボケ味は開放でも、ちょっと絞っても十分に楽しめます。というか、ワタクシはFA43は、常に開放気味で撮るのがお作法だと思っています。

特に今回みたいな自然の風景と相性が良く、背景の木々や花々のボケ味が固くならず、かと言ってベタベタに溶けたりせずにピント面を浮き上がらせてくれます。

考えてみれば、ワタクシがペンタキシアンとして産声を上げた時に、FA43は最初の方に手に入れたレンズであり、その頃はただ背景がボケて写ればキャッキャと言って喜んでいました。

で、その内ボケ味がどうのこうのとイッパシの口を効く様になったのですが、結局FA43のボケ味がワタクシがいいと思うボケの質感であり、つまりFA43のボケ味がワタクシのレンズのボケを評価する基準になっている事なんですわ。
あとFA43の43mmという画角は、50mmよりも少し広く映るのですが、その画角ゆえに標準レンズのカテゴリーに入っています。

しかしワタクシは、FA43はその画角ゆえの標準レンズではなく、ワタクシがこれから先に色々とレンズを手に入れた時の評価の基準となり、ワタクシのレンズ評価の標準レンズになるモノとして捉えています。
ホントこの様な素晴らしいレンズを出してくれたPENTAXには感謝ですね。だからね…早くDFAリミテッドレンズを出してね…。。
今回の機材 PENTAX K-1 Mk2 + smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited
