
やっぱり良いですね…DFA100mmF2.8MACRO(DFA100)は…。今回は、マクロ的な写りよりも、100mm中望遠レンズとして撮って来ました。
まぁ100mmなので、写すモノによればみっしりとした密度感を感じますし、夕方などの時間帯によれば、よりドラマチックに写す事ができます。

DFA100は、レンズ設計自体はかなり古く、コーティングも最新のHDではなくsmcです。
ただ元々簡易防滴すらもついていないレンズでしたが、数年前にワタクシの持っているDFA100のように、簡易防滴がついてアルミ筐体にリニューアルしました。

つまり中古市場には、未だにDFA100の古い版であるFA100mm F2.8MACROがあり、「お、安っす。買うべ」と手を出したら、古いバージョンでWR(防滴)がついていない場合がありますので、気をつけてくださいね。

まぁDFA100自体が大してお値段の高いレンズではないので、新品で買っても良いと思いますが…。。
でもね…お値段が安いと言っても、その写りは素晴らしく、マクロレンズなのにボケ味は硬くなく、滑らかにボケていく様はワタクシの好みのボケ味なんです。

そう…ワタクシにとっては手放せないレンズの一つです…といっても、一回手放して中古で再購入したのですが…。。
え?大して高くないから新品で買えってさっき書いてたじゃん…とのツッコミはお控えください。。

100mmの中望遠レンズでしかもマクロと考えれば、340gの重さはとても優秀です。もちろんマクロ撮影も、F5.6まで絞っても円形絞りを採用しているので、玉ボケも美しいボケ味も楽しめる程の素晴らしいスペックです。

また、クイックシフトフォーカスシステム(QFS)もついているので、マクロ撮影時にAFでピントを大まかに合わせて、そのままMFでピントを詰めていくのも可能です。で、何気にそのMF時のヘリコイドの滑らかな動きが、ちょっと軽さを感じながらも思ったところで止められる程の節度感があり、とてもMFが楽しくなります。

その辺りのMFの操作感は、ヘリコイドが重めのVoigtlanderやCarl Zeissとは違い、PENTAX FA77mmF1.8Limitedのヘリコイドの感触と似ています。
まぁメーカーが一緒なので当たり前か…。。

梅や桜の時期や色々な花々が咲いている時は、三脚を用意してガチのマクロレンズとして撮影ができますし、ワタクシみたいな雑草撮影家は、さらっと手持ちで雑草をマクロ撮影…というよりは、どこまでも雑草に近付けて撮れるレンズとして使っても良いでしょう。

また最新のHDコーティングではないので、逆光に弱々と思いがちですが、意外に逆光耐性はあり、それなりに逆光での撮影もこなせます。

つまりはだ…DFA100は、お値段も安く、軽くて防滴もついて、見た目もアルミ筐体でカッコよく、どこまでも近づいて撮れる100mmレンズで、しかも写りが良い優等生レンズ…というコトだ。

実はDFA100もFAリミテッド三姉妹同様に、ペンタキシアンが持つべきレンズの一つだと声を大にして言いたいですね。
あと出来れば、FA50mmF2.8MACRO もアルミ筐体にして、防塵防滴にしてくれたら手に入れたいのだけどなぁ…。タブンないと思いますが、気長に期待しています…よろしくPENTAXさん。。
今回の機材 PENTAX K-1 Mk2 + smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR