
雨上がりの早朝に、PENTAXのお得意のカラーであるグリーンを堪能したくなり、PENTAX K-1 Mk2 + DFA☆50mmF1.4(DFA50)で、近所の自然公園に行きました。

各社デジタルカメラは、それぞれ得意にしているカラーがあり、PENTAXはグリーン、オリンパスはブルー、ニコンは全体的にあっさりとした色味、あとは知らん…となりますが、まぁね…ハッキリ言って、RAWで撮れば後で色々と弄れますから、得意なカラーと言ってもこじつけレベルな話でしょう。

それでも、JPG出しで勝負する漢気ある貴兄は、メーカーによっての得意な色味は大事ですし、RAWで撮っている軟弱者もレンズやカメラボディーによって写しだす雰囲気(空気感)は、大事に感じて欲しいところです。

その点、PENTAXはメーカー自らがフィールドで活躍するカメラと位置付けているので、グリーンなどの木々や草花などの自然の織りなす色や湿度感などを大事にしていると思います。

で、DFA50という高性能なレンズは、そんなPENTAXの思いを具現化するために世に出てきたに違いないとワタクシは勝手に思い、早朝からクソ重い機材を首からぶら下げて歩いているのです。

DFA50は文字通りF1.4の大口径レンズです。以前のワタクシなら開放一辺倒でキャッキャ言いながら撮っていたでしょうが、そこはカラダは爺さん、ココロはおじさんの51歳です…絞って撮る楽しみも知っています。

特にDFA50はどの絞りでのボケ味は素晴らしく美しいものです。背景の視覚の残り具合を予測しながらの撮影は楽しいですね。

もちろん開放で撮ってもピント面のシャープな写りは素晴らしく、そこから自然にボケていく様は、一生大事にしようと思ってしまう程のレンズです…って、一度手放して買い直しましたが…。。

近くのものは絞って撮り、中距離のものはあえて開放で撮る…そんな撮り方もできます。

50mmという画角は、開放気味にして中距離で撮ると思ったよりも望遠寄りに感じられます。やっぱり、奥に向かってボケていく様は、望遠レンズで撮った時のように圧縮効果を感じられるからでしょう。

絞りやピントを置く場所によって、望遠レンズ風に撮れる50mmという画角は、さすがはライカにして標準レンズと決められた訳ですね。

そんな訳で、DFA50は重いけど写りは最高のレンズなので、もっと使いこなして50mmという画角を極めていこうと思った次第です。
今回の機材 PENTAX K-1 Mk2 + HD PENTAX-D FA 50mm F1.4 SDM AW