
ライカ人の共通な認識の一つに、メシ撮りをしたい時は席を立って写しなさい…という作法があります。そう…基本的にライカレンズは接写が苦手です。
小さくて、取り回しの便利なLeica CLには、私はライカM型のレンズをつけて、その写りの良さにオシッコをちびる程に入れ上げて楽しんでいますが、撮影最短距離は70cmなので、ほぼメシ撮りは諦めている次第です。

それがね…たとえパナライカ…などと冷ややかな目を向けられていても、ライカ印のついたコンデジであるD-LUX7でメシ撮りが出来るなんて、とっても幸せな事なんです。

それにCLよりも2回りほど小さい筐体です。さりげにテーブル上に出していても邪魔にならず、料理が来た瞬間にすぐ撮影でき、その分早く食事を楽しむことができます。
キミはカフェにいる女子みたいにテーブルフォトをしているのかい?と、キモチワルイおじさんみたいと思っている貴方…安心してください…私も重々その事は承知しております。
だからこそ、小さくて目立たず、サッと撮れるD-LUX7でのメシ撮りは、豆腐メンタルな私にはもってこいのコンデジです。

そもそも私如きの食べているものは、庶民が食す代表的なものしかないワケであり、フレンチやイタリアンなど小洒落たものよりも、ラーメンやうどんなど、写真を撮ったところで映える食べ物でもないのですわ。

それでも色々とセコイ私は 、「せっかく金を払って食べるものでござる。写真を撮って撮影も楽しむべきでござる」と、いそいそと撮ってしまう始末です。
まぁそんなワケで、ブログにアップできるようなメシ撮りはあまりできておらず、無駄にLightroomのクラウドデータに保存され、結局Adobeに毎月多額のお布施をしている次第です。

それでも、撮ったスパゲティーなどをレタッチして、美味そうに仕上げることができると、まるで自分で料理した様な錯覚に陥ります。
実際は、ほとんど料理などはできない私ですが、美味しく料理ができたときの達成感は、この様ないい気分なのだな…と、感じることができるのは、メシ撮りをする理由の一つにもなります。

そんなワケで、どうせ食べるものは変わり映えしないのですが、これからもちょいちょいメシ撮りをアップしていこうと思います。
今回の機材 Leica D-LUX7