
常日頃、色々な神社に撮影に行っているので、その年の初めにお参りした神社が初詣になっているYUTA録ですが、みんなはもう初詣はすませたかい?

別に初詣にコリはないのでどこでも良いのですが、やはりそれなりに地域で名の通った神社には、正月三が日を過ぎても参拝客が多いですね。いや〜スナップにもってこいですわ。

そんなバチ当たりな私でも、きちんとお参りをしてからカメラを振り回しました。お願いしたのは、もちろんいつものコトです…そう、あえてお願いをせずに、昨年も無事に過ごせた事への感謝の念のみです。

ええ…もちろん、煩悩の多い私です。欲しいものや叶えてもらいたい事はいっぱいありますが、その辺りは「言わなくて分かるよな?」と、神へのスタンスであります。

まぁ年に何度も来ている神社です。どこに何があるのかも知っていますし、またぞろ梅雨時期の紫陽花の撮影にお邪魔すると思います。

それでも正月の松の内は、正月の凛とした清らかな雰囲気と、人が多い場所に漂う猥雑とした雰囲気が、神社という聖域でミックスされ、独特な情念を感じる撮影スポットになります。
つまり正月の神社は、写真を撮るにはもってこいの場所である…というワケです。

そんな情念を写し撮るには、やっぱりLeica M10-R でなくてはなりません。なぜなら、少々ピントを外しても、「外れたピントも味だよ…アジ…」と言い訳が立つので、速射が大事な場面や人が多く込み入った場所では、レンジファインダーで撮るのがベストだからです。

そしてレンズは、ズミルックス M50mmF1.4 ASPH. 一択です。なぜかって?クソ高いレンズだったから、正月からしっかり使いたかったんだよ!!
と、正月早々から雑念の塊みたいなことを叫んでいますが、ズミルックスM50の絞っても線の細い繊細な写りは、正月の雰囲気を余すことなく写してくれます。

そもそもこのレンズは、私がM10-Rのレンズの『アガリ』として手に入れたものです。もっともっと使い込んで、私の撮影の恥肉…じゃない血肉にしないといけません。

そんなことを考えながら撮影していると、ついつい開放絞りで撮りがちになりますが、絞って撮っても浮き出るような立体感を持った写りを堪能すると、逆に絞り値を如何様に設定しようかと悩み出してきます。

つまり、何をどの様に撮っても美しい描写なので、ベストな絞り値を決めかねるワケなんですわ。

でもね…そんな楽しい悩みは、やはり健康であればこそですね。実は、撮影日の前日に以前捻挫して治りかけていた左足首を、また捻挫をしたというポカをしてしまいました。
幸い大した事はなかったので、撮影や日常生活にはあまり支障はないのですが、日に日に衰える身体にガッカリする毎日です。

そんな煩悩や健康不安に年始から苛まれている私は、今年も撮影中に怪我もせずに、カメラライフを楽しめる年になればいいな…と、本気でご祈念しておけばよかった…と、これまた年始から後悔をした次第です。
今回の機材 Leica M10-R + ズミルックス M50mmF1.4 ASPH.