FUJI GFX50SⅡ + GF80mmF1.7 R WRでブリーチバイパスを堪能する

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低い彩度と褪せた色味が何ともいえない歴史を感じさせる雰囲気を出してくれますね。
低い彩度と褪せた色味が何ともいえない歴史を感じさせる雰囲気を出してくれますね。

曇天のメリハリのない撮影日…そんな時は、ちょっと個性的なフィルムシミュレーションで撮影をすればきっと楽しいはず…と思い、広島県 福山『神勝寺』でフィルムシミュレーションのブリーチバイパスで撮影をしました。

首からぶら下げていると、すごいカメラですね…と言われます。カメラはともかく、レンズの存在感がハンパないのでしょう。
首からぶら下げていると、すごいカメラですね…と言われます。カメラはともかく、レンズの存在感がハンパないのでしょう。

低い彩度が、厳かな雰囲気の神社仏閣にはマッチしますね。みんなが大好きのクラシッククロームとは、一味違う味のある画を叩き出してくれました。

石仏のザラザラした質感がいいですねぇ。
石仏のザラザラした質感がいいですねぇ。
ザラザラしたコンクリートとピカピカな消火器の質感の違いが、より消火器の赤色を引き立てますね。
ザラザラしたコンクリートとピカピカな消火器の質感の違いが、より消火器の赤色を引き立てますね。

曇天の白い空が、より階調が低く写っていますが、それ以上に石や木、金属やコンクリートの質感が、独特なザラリとした手触りを感じるように写っています。

朽ちかけた舟を開放絞りで撮ると、いい味が出るんだよなぁ。。
朽ちかけた舟を開放絞りで撮ると、いい味が出るんだよなぁ。。

もちろん、GF80の単焦点ならではの写りの良さも、GFX50SⅡのラージフォーマットの幅広いラチチュードも、扱いに難しいブリーチバイパスを表現できている要因になっていると思います。

砂の白さが木の枝のグリーンを引き立てます。ブリーチバイパスだからこそ出来た色の楽しみ方だと思います。
砂の白さが木の枝の葉のグリーンを引き立てます。ブリーチバイパスだからこそ出来た色の楽しみ方だと思います。

まぁEVFで見る色味と、撮った後に背面モニターで見る色味が、全く違う別物になっているのですが、撮った写真の方がEVFで見たものよりは素晴らしいので、結果オーライです。

やっぱりボケ味は最高ですね。鐘の質感も素晴らしいし、思わず写真を撮った後に鐘を鳴らしちゃいました。
やっぱりボケ味は最高ですね。鐘の質感も素晴らしいし、思わず写真を撮った後に鐘を鳴らしちゃいました。

ここまで違うのなら、どうせRAWで撮ってLightroomでブリーチバイパスにレタッチするので、無理にカメラ設定をブリーチバイパスにしなくても良いのでしょうが、やっぱり臨場感を楽しみたいので、カメラの方も仕上げと同じフィルムシミュレーションに設定をしたいのですわ。

ええ、ボケを見たくて取ったショットです。もちろんボケもサイコーなのですが、やっぱりピント面の質感描写が素晴らしくて、どんなものでも撮りたくなりますね。
ええ、ボケを見たくて取ったショットです。もちろんボケもサイコーなのですが、やっぱりピント面の質感描写が素晴らしくて、どんなものでも撮りたくなりますね。

写りはサイコーに良いのに、撮影時の体験がライカカメラに比べてかなり官能性に劣るのは、とっても残念ですね。まぁラージフォーマットのカメラとしては、かなりなバーゲンプライスなのと、レンズの写りもモノ自体の質感も素晴らしいので、ちょっとぐらいEVFがプアなことは我慢しろや…と、いうことでしょう。

ロバです。一頭しかいなくて寂しそうでした。私が激写していると、凄い勢いで近づいてきましたが、注意書きに「ロバに触ると噛まれます」とあり、ビビって尻餅をついたことは秘密です。
ロバです。一頭しかいなくて寂しそうでした。私が激写していると、凄い勢いで近づいてきましたが、注意書きに「ロバに触ると噛まれます」とあり、ビビって尻餅をついたことは秘密です。

それにね…確かにラージフォーマットの写りを一度でも体験してしまうと、もう虜になってしまいます。よく「カメラなんてフルサイズで撮っても、マイクロフォーサーズで撮っても、いやいや最新のiPhoneで撮っても、写りは大して違わないね」と、ある意味カメラヲタを全否定する意見を聞くことがありますが、ここで断言します…ラージフォーマットは別物の写りでござる…。

F11まで絞りました。絞れば全体が緻密に写り、それぞれが立体感を持って写るのは、さすがはラージフォーマットですね。
F11まで絞りました。絞れば全体が緻密に写り、それぞれが立体感を持って写るのは、さすがはラージフォーマットですね。

その辺の雑草を撮っても、消火器を撮っても、iPhoneで撮るものとは別の何かになっています。ただボケが大きく出るだけではなく、絶対的なモノとしての質感を感じる写りになっています。

何度も神勝寺に来ていますが、こちらの『洸庭』には初めて入りました。25分間の瞑想を体験できますが、私は瞑想というより爆睡しておりました。
何度も神勝寺に来ていますが、こちらの『洸庭』には初めて入りました。25分間の瞑想を体験できますが、私は瞑想というより爆睡しておりました。

そして、その質感はただ目で見るだけよりも、より深度深く、より深い位置までの観察を可能とする程の写りです。

そんな写りをするカメラとレンズに出合ったら、少々EVFがアレだとしても全然問題ではありません。

こちらの釜の中はお湯です。ずっと沸かしており、煎茶のお代わりに使います。蓋を開けて柄杓で掬って急須に入れる…何とも風情がありますが、美容師のくせに無器用な私は、お湯をこぼしてしまう戯け者でした。。
こちらの釜の中はお湯です。ずっと沸かしており、煎茶のお代わりに使います。蓋を開けて柄杓で掬って急須に入れる…何とも風情がありますが、美容師のくせに無器用な私は、お湯をこぼしてしまう戯け者でした。。

よくよく考えると、ラージフォーマットで撮った画と同じ色や解像度でEVFを映すと、かなりのコストがかかってしまうでしょう。その辺りは、少なくとももう2世代以上先のGFXにならないと、(ラージフォーマットの)写りと完全にシンクロしたEVFになるのは難しいのではないでしょうか。

煎茶とあんころ餅のセット。800円です。全て美味しゅうございました。
煎茶とあんころ餅のセット。800円です。全て美味しゅうございました。

まぁ何にせよ…伸び代のあるカメラがあるのは、カメラヲタとしても喜ばしいコトです。ただその時まで、余計なモノを買わずに、資金が底をつかないように気をつけたいものですな…。

今回の機材 FUJI GFX50SⅡ + GF80mmF1.7 R WR

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