
紫陽花は良いですねぇ。咲く前のグリーンの時から、満開になって色とりどりになり、枯れて茶色くカサカサになっても、私みたいな雑草写真家のモデルになってくれます。

これを人間様に当てはめると、子供の頃から老人まで…いや死んでも死体まで撮れる事になりますね。うん、何だか紫陽花にありがとうと言いたくなって来たぞ。。

そんなワケで、現在の私の手持ちのレンズの中で一番の大口径レンズのGF80で紫陽花を撮って来ました。ええ、もちろん開放絞り優先で撮ってきました。

まぁ私みたいな開放絞り馬鹿りで撮っているニンゲンでも、やっぱり好みのボケ味は有りますが、じゃあ好みのボケ味ってなんだよ?…と、聞かれれば中々うまく答えられません。

ただ、嫌いなボケ描写は断言できます。そう…ピント部分がシャープでカリカリな分、ボケ描写が硬くなっている…のは、好みではありませんね。

まぁカメラヲタの長いみんななら何のレンズを言っているのかお分かりでしょうが、これはあくまでも私の好みであり、万人皆同じではないです…いや、むしろ私の方がレアケースだと思います。

そんなボケ描写にうるさい場末の美容師ですが、GF80のボケ描写はとっても好みな出方をしてくれます。

それにラージフォーマットな分、ピント部分は割としっかりとして解像度が高くシャープでなのに、ボケは優しくアウトフォーカスに向かって滑らかにボケて行きます。そしてボケ具合も美しい滲み具合です。それなのに水彩絵の具を滲ましたようなベタベタした感じはなく、スッキリとしています。

つまりはだ…GF80を使っていると楽しいんだよ!!あゝ…またキレ気味に言ってしまいましたね…サーセン。。

今回は紫陽花ばかりの写真をアップしていますが、紫陽花ってハイキーでもローキーでも撮れるのが、また楽しいですね。その為、撮る時にテーマを決めて撮れば、飽きずにいっぱい撮り続けていけます。

今年もかなりの数の紫陽花を撮りましたが、春に撮る梅や桜よりも、全く飽きがこない被写体です。やっぱり雨降りでも、曇天でも、晴天でも、撮り方によって画になる被写体なのでしょう。

これから季節が移っていっても、紫陽花が咲いている(もしくは枯れている)のを見かけると、ついつい撮ってしまう事でしょう。まだ今年になっても回れていない紫陽花の名所が残っています。しばらく紫陽花を撮って楽しもうと思います。
今回の機材 FUJI GFX50SⅡ + GF80mmF1.7 R WR