
この日は台風一過の休日で、いつもの私ならキャッキャ言いながら写真を撮りにいくのですが、最近Netflixにまたハマってしまい、昼前から夕方までずっとテレビの前に釘付けでした。

6時間ほどぶっ続けで視聴した後にちょっと休憩を入れようと思い、ふとカーテンを閉めた窓から、夕方の優しい光を感じられました。

そこでカーテンを開けると、なかなか風情のある初秋の夕方の光を感じます。

そうなると、Netflixどころではありません。M10-Rを防湿庫から取り出し、急いで近所の海岸に撮影に行きました。

レンズは、最近付けっぱなしにしているズミルックスM35です。なんでもズミルックスM35は新しく出るみたいですね。最短撮影距離が40cmになるとか…クゥー欲しいけど、未だに手元にあるズミルックスM35をちゃんと使いこなせていないくせに、新しいのが出るからといって、無慈悲に買い換えるなんて、そんな薄情なことは私にはできませんわ…って、資金がないから無理なだけなのですが。。

それにズミルックスM35 を使うたびに、開放絞りからキリッとした写りにいつも驚かされます。それでいてボケ味は柔らかく、全ての有機物を立体的に写し上げてくれます。

まぁ私には過ぎたるレンズです。ズミルックスM50mmF1.4 ASPH.とは、画角以上に違う性質の写りに、使いこなす楽しみを与えてくれますわ。

最近は、M10-Rで撮る時は白黒にして撮っていますが、今回は初秋の夕方の柔らかい光を絡めたいので、カラーでのアップが多くなりました。

開放絞りで撮ると、ガッツリと四隅が減光しているのが分かります。それでもピント面はシャープな写りなので、より被写体を立体的に見せてくれます。

M10-Rのピント合わせの性質上、日の丸構図になりやすいですが、ここはシンプルに日の丸構図で撮っていきました。だってその方が、開放絞りで撮った時に、よりピント面とボケの部分の分離が穏やかに感じられるから…。。

撮り慣れた近所でも、シャッターを切る度に嬉しくなるカメラとレンズは早々にはないと思います。これからも新型に目もくれずに、今の手持ちのカメラとレンズで写真ライフを楽しんでいこうと思います…ええ、資金がないだけですが。。
今回の機材 Leica M10-R + ズミルックス M 35mmF1.4 ASPH.FLE