
最近は、M10-RにはめっきりズミルックスM 35mmF1.4 ASPH.をつけることが多くなったのですが、他にも色々とMレンズを持っているので、何だか貧乏根性がニョキニョキ出てきたため、今回はアポズミM75で紅葉を撮ってきました。

まぁ元々望遠側が好きなニンゲンな私ですなので、35mmよりもグッと引き寄せて撮れることにすぐキャッキャと言いながら楽しめました。

ただ、あれ程「Mレンズは、開放絞り付近で撮るのが好きなんですわ」と、ドヤ顔で言っていたのに、同じF値でもズミルックスM35よりもはるかにボケるアポズミM75の写りに、ちょっと面食らいました。

まぁ当たり前っちゃ当たり前ですね。倍以上の焦点距離なんだから同じF値に設定してもボケ量が違いますわ。そんな事は頭で分かっていても、撮った後に背面モニターで確認すると老眼ボーイの私には、どこにピンがちゃんと来て、どこからボケ始めているのか…と、確認するには至難の業なんです。

それならいっそのこと撮ってもいちいちチンピングなどせずに、撮ったら次の被写体に目を向けていけばいいのでしょうが、先にも書いたように私は貧乏根性なので、撮った獲物はその都度確認しないと落ち着かないのですわ(ドヤ)。

そんな事でドヤ顔をしても致し方ないのですが、久しぶりにM10-Rで撮るアポズミM75のボケ味は美しいですねぇ。

実際には、F4〜F8ほどに絞っているのですが、1m〜4m内の比較的近くの紅葉を撮っているので、十分にボケてくれます。それにその距離内で紅葉を開放絞りで撮ると、背景がボケすぎて面白くないのですわ。

フン、ホントは近めの距離で紅葉を開放絞りで撮ると、ピントをちゃんと合わせられないのだろうって?ええ、仰る通りですわ。。

まぁ今回、M10-RでズミルックスM75を付けて思ったのは、やっぱりM10-RにはズミルックスM35でスナップするのが一番楽しいね…というのと、Mレンズの中望遠を使うならLeica SL2-Sにつけた方が楽しいね…という事です。

そもそもモミジをクローズアップして写すなら、一眼カメラの方が撮りやすいし、レンジファインダーで撮るなら、紅葉のある風景を引いて狙った方がストレスがないのではないかと思います。

その辺りは、私のレンジファインダー使いとしての技術の至らなさから導き出された答えなのですが、やっぱり暫くはM10-RにはズミルックスM35がつけっぱなしなっていると思います。
今回の機材 Leica M10-R + アポズミクロンM75mmF2 ASPH.