やっと換算17mm相当のレンズを思いっきり振り回せる場所に来れましたぁ〜。場所は、広島県『世羅高原 花夢の里』です。ここは毎年、ネモフィラと芝桜を撮りに行く場所です。今回も去年同様に一面のブルーのネモフィラの海とピンクの丘の芝桜を堪能してきました。
まぁ毎年撮りに行っているので、初めて行った時に比べれば感動は薄れていくものですが、行く度に持っていくカメラやレンズが違うので、今回もキャッキャ言いながら撮っていました。
X2Dは背面モニターがチルドするので、広角レンズを使用する時は重宝します。そもそもネモフィラや芝桜は地面に張り付いて咲いているので、ローポジションで撮る場面が多く、気合いが入ったカメラヲタみたいに地面に寝っ転がって撮る根性がない私は、シティーボーイらしくスマートに背面モニターをチルドして撮ります。
またXCD21の写りに関しては、割と…いや、結構広角レンズ特有の歪みが大きいですねぇ。帰ってLightroomでレンズ補正と色収差の除去をすれば、かなりの違いのある写りになります。
まぁ昨今は、初めからカメラやLightroomでの補正を考慮してレンズを設計しているのも多く、その分小型軽量でお値段も優しくなっているのを鑑みても、(レタッチ等で補正・修正するのは)時代の流れではないでしょうか。
ただそれでも、ラージフォーマットで撮るメリットとしての被写体の立体感はかなり感じます。特にある程度まで接写が可能なのは、XCD21を気軽に持ち出す理由にもなりますね。
あ〜そうそう、X2Dは基本的にレンズシャッターなので、レンズによってシャッター音とフィーリングが違います。XCD45mmF4Pはとても小さなシャッター音と軽いフィーリングでシャッターを切ると「…カシャン…」というイメージですが、XCD21は「カキーン」という金属的なシャッター音とキレの良いシャッターフィーリングです。
私的にはXCD21の手応えを感じるシャッターフィーリングが好みです…というか、中毒性のあるシャッターフィーリングだと思います。そのシャッターフィーリングを堪能したくて、同じようなアングルで何枚も撮ってしまい、駄作の山を築いているほどです。
そんなワケで、今までは超広角レンズには苦手意識を強く持っていたのですが、XCD21のお陰で17mmの世界を楽しめるようになりました。いつかは都市スナップで見上げるようにビル群を撮りたいです。いや〜広角の世界って楽しいですねぇ。。
今回の機材 HASSELBLAD X2D 100C + XCD21mmF4